信金職員と縁の深い「笑っていいとも!」
今の支店では、午前中の集金から帰ってきて、現金入れて伝票処理したら、
金庫の食堂で昼飯を食べる。
顧客である弁当屋の仕出し弁当だ。
金庫の食堂は、基本的にメシを食べるような雰囲気ではない。
まず、汚い。
築数十年の建物だ。
定食屋、ましてやファミレスのような「食事をする雰囲気」を
演出してあるわけではなく、ひたすら汚い。
といか古びている。
あと、食堂なのにガラクタが多い。
何年も前の地域のお祭りの時のビールケースが置いてある。
誰も気にしないし、役席も「片付けよう」とか言い出さない。
ぞうきんも、やたら干してある。
女子職員がお客さんに出すお茶用に使ってるんだけど、
金庫の粗品の余り物だ。
これも何年も使っていて、
正直、これで拭いた湯のみなんて雑菌だらけだろう。
一番嫌なのは、食事時さえも、
先輩や役席と一緒に食べなければならないことだろう。
普段あまり交流の無い女子職員と二人きりになる時も、気まずいし。
(複雑な諸届とか頼んでて長期にわたって処理中なのがあるとなおさら)
そんな憂鬱な時間に、どこの支店でも流れてたのが「笑っていいとも!」だった。
あの番組は、可も無く不可もなく、
金庫の食堂と言う嫌な雰囲気にさりげなく流すBGMみたいなものだった。
タモリやお笑い芸人が何かギャグを言うたび、適当に役席とかと話している、
というのが大体のパターンだった。
タモリは32年間スタジオアルタに通い尊敬されていたが、
こっちはバイクに乗って同じくらいの期間、雨の日も雪の日も酷暑の日も
ひたすらお客に頭下げて作り笑顔で集金している。
信金職員も尊敬されたい。
ちなみに、以前の支店では、
顧客のソバ屋やラーメン屋とかで昼飯をよく食べにいっていたが
そこでも「笑っていいとも!」が流れていた。
集金カバンの取っ手の片方を足でつなぎながら。
まるで囚人が足に重い鉄玉をつながれてるみたいに。
こういう信金マンは多いと思う。
タモリさんはこういう「底辺の視聴者がどういう環境でいいともを見ていた」と言う事は
全く想像してなかっただろうなあ。。
信金職員と縁の深い「笑っていいとも!」と同じように、
信用金庫も「グランドフィナーレ」を迎える日が来るのか来ないのか。
女子職員も信金マンとは結婚したかないだろうなあ。。